ゆるり中国 転職日記

2019年4月から中国に来て、20年12月から深センでデザイナーとして働いています!

【体験レポ】中国 深センでコロナのワクチン接種!外国人は1回約1,600円

こんにちは。新型コロナウイルスですが、私の住んでいる広東省でもどんどん摂取が進んでいます。 実際に摂取した結果、かなり待ち時間が長く大変でしたが、デジタル化されている面も多く感心しました。 実際にどのような流れで摂取するのか、参考にご覧ください。

中国のコロナ事情

これまでの中国は、少しでも感染が広がった地域はすぐにロックダウンしたり、周辺住民に強制PCR検査を実施するなど、力技で感染拡大を食い止めてきました。 そのため国内ではかなり安全ムードが広がっています。5月の大型連休でも国内旅行に大勢の人が出かけました。 なので、中国政府はワクチンを積極的に受けるように告知していたものの、受けたい人は受ける、という雰囲気がありました。

しかし最近になって、私の住む広東省は広州と深センで数件の発生が発表され、雲行きが怪しくなっています。

そのためワクチン接種会場に、日に日に多くの人が訪れています。 危機意識が上がった様子です。

①行列

私は予約不要の会場で摂取しました。朝の8時半から摂取開始ですが、朝7時半から並び始め、8時頃からは整理券も配られました。 かなり人多いです…。最終的に全て終わって帰れたのは、昼の12時でした。

病院の近くの施設で、事務所が入っているビルを大規模接種会場に改造したようです。 確かに病院に人が押しかけて、院内が混乱するよりもとても良いですね。 動線もしっかり作られていました。

ツワモノは小型の椅子を持ってきて、長時間の行列でもうまく対応していました。 場所によっては日が暑いため、日傘や帽子はあったほうが良さそうです。 あと水も忘れずに持っていたほうが良いですね。

②QRコードから登録

個人情報をQRコードから入力します。実は外国人用のQRコードは別にあり、それが見つからずにかなり迷いました。 (中国人と同じQRコードだと、中国の身分証明番号がないため先に進めなくなっている)

担当者に聞くと、担当者の名札の裏に、外国人向けのコードが貼り付けてありました...。

個人情報(パスポート番号や住所、勤め先など)を入力すると、バーコードが発行されます。 これはスクリーンショットを撮っておいたほうが良いです。 30分後に見ると、また最初から登録やり直しになってしまいましたので...。

それでも、個人の登録は自分自身で行うことで、スムーズな運営ができているという点は、中国のデジタル化は流石だなと感じたポイントでした。

③問診票の記入、支払いと受付

問診票は、最初は中国人と同じ書類に記入していましたが、実は外国人専用の用紙がありました。 書類の写真はありませんが、しっかり日本語で書かれた書類が準備してありました。 中には問診票以外にも、もし問題があった場合などの誓約書も含まれていました。

その後、外国人は支払いを行います。1回の摂取で100元(約1,600円)です。 支払い方法はWechat PayかAlipeyを選択できました。現金も対応しているかは不明です。 この会場には外国人を担当する、英語が話せる担当者が数名いました。

支払いの領収書を持って、受付に行きます。 先程のバーコードを読み取ってもらい、ワクチンの摂取票を発行してもらいます。 ちなみにこの摂取票に記載されている内容は、先程のバーコードそのままでした。私はバーコードを発行する際に性別を間違って女性にしてしまいましたが、ワクチン接種直前に医者から指摘されるまで、気づきませんでした。

④摂取

摂取のため医者が控えている個室は6部屋ありました。 氏名と生年月日等の情報を最終確認されます。

⑤30分の経過観察

接種後は観察室(といっても椅子が大量に置いてあるだけですが)に移動して、30分の待機をします。

摂取表には摂取時間と30分後の時間も手書きされており、30分より早く退室することはできません。 出口では警備員が、一人一人の時間を確認している徹底ぶりでした。

⑥翌日にはスマホの健康証に記録が反映

Wechatのミニプログラムから起動できる健康証に、ワクチンの1回目の接種記録が表示されました。 おそらく外国人はパスポート番号で一括管理されていて、自動で反映されたのだと思います。 去年受けたPCR検査の結果も、同じように表示されています。

minarou.hatenablog.com

中国人なら身分証明書に個人番号が記載されていて、行政はもちろん鉄道のチケット発行なども個人番号で便利に行なえます。

日本ではマイナンバーカード制度もうまく浸透していないようですが、国民番号を活用して、このようなシステムがあればとても便利ですね。 (もちろん、プライバシーや個人情報問題、高齢者はどうするなど、いろいろな問題がありますが。)

最後に

中国ではすでにワクチンの摂取回数は5億回を超えているということです。(2021年5月25日) たしかに摂取の運営はとてもスムーズでした。

j.people.com.cn

スマホアプリから登録、結果の反映と、スマホを活用している点も中国の良いポイントだと思います。 いろいろな問題があると思いますが、便利なものはどんどん活用していくことは合理的だと思います。

そして深センの発表では、本日の発表で6月1日からはワクチン接種が完全予約制になることが告知されました。 きっと今週に入って、想像以上の人が会場に詰めかけたのでしょう。 2回目の摂取時、予約がとれるか少し心配です…。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!