現在中国の広東省、深セン・広州ではコロナウイルス感染者が増えてきたようです。

これまではほどんど0人が続いていましたが、5月末から少しずつ増え始めました。

政府はかなり危機感を持っているようで、広州・深セン・東莞で集団PCR検査が一斉に始まりました。

集団PCR検査とは?


東莞の場合、6月7日〜9日にかけて3日間で行われます。費用は無料です。

それぞれ団地ごとにグループとして、団地の中庭など広いスペースに仮設テントを張って、検査が行われます。

市民全員を検査するため、大量の人が並んでいます。早い人は朝5時から並んでいるようです。ですが検査も3日目になると、かなり減って空いていました。

他にも並ぶのが大変な人は、有料のクリニック等で検査受ける人もいるようです。(45元:720円程度)

知り合いは強制の検査だと言っていますが、強制力について本当のところはよく分かりません。

ですが検査を受けないと、電車やタクシーに乗れなかったり、商業施設に入れないなど、生活に影響がある可能性がある、という事でした。

検査を受けてみた


私の場合、外国人ですが中国人と同じ方法で検査できました。

まさかのパスポートの提出も必要ありませんでした。笑

検査の流れは、WechatでQRコードを読み取り、立ち上がるアプリに個人情報を登録します。その後発行されるQRコードを担当者に読み取ってもらい、検査を受けます。

検査後は特に検査記録の用紙が渡されることもなく、結果は「健康証」アプリに後日表示されます。

紙に記入することも一切ないですし、ここまでスマホに依存したシステムが成り立つのは、さすが中国だなという感じです。

また、大部分の市民を検査することで、ウイルスがどこまで広がっているのか、一斉に確認できます。

この中国の行動力に関しては、日本でも参考にできる部分もあるのではないかと思います。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!