私は中国に住んでいるため、現在中国大陸版のiPhone 12 miniを使っています。
iPhoneはどの国で買っても、基本的な性能は同じです。
ですが実は使ってみないと分からない、とても細かな違いがあることがわかりました。(中にはとても困るポイントも...)
本記事は、中国大陸版と日本版の違いを、メリット・デメリットに分けて紹介します。 中国で新しいiPhoneを買おうと持っている方の参考になれば幸いです。
※ 中国版のiPhoneは日本でも普通に使用できます。
※ ちなみに、下記に挙げる中国版のデメリットは、香港版なら解決できます。
香港が近い場所に住んでいるなら、香港で買った方がいいです…。
- シャッター音が強制的に鳴らない(メリット)
- 物理SIMカードが2枚入る豪華仕様(メリット)
- eSIMが使えない(デメリット)
- FaceTime オーディオが使えない(デメリット)
- 価格が若干高い(デメリット)
- 最後に
シャッター音が強制的に鳴らない(メリット)
これは海外版のiPhoneとして有名ですよね。消音モード(マナーモード)がONであれば、シャッター音は鳴りません。 日本版は盗撮防止の為にシャッター音が強制的に鳴ってしまいます。
シャッター音が鳴らなければ、静かなカフェで料理の写真を撮ったり、ペットの写真を撮るときに便利です。(もちろん悪用厳禁です)
物理SIMカードが2枚入る豪華仕様(メリット)
iPhone XSシリーズ以降のiPhone(※例外あり)は、物理的なSIMカードが2枚入るため、2社の通信会社のカードや、2つのプランのSIMカードを入れて、両方をアクティブにすることができます。
これは中国本土、香港、マカオ限定の特別仕様です。
SIMカードスロットは一つですが、スロットに挿入するトレーの表と裏にマウントできます。
物理SIMが2枚入るメリットは、eSIMに対応していない通信会社のSIMでも入れることができます。
(つまりどんな通信会社のどんなプランでも、2つの回線を使用できます)
よく香港に行く人であれば、中国本土と香港の両方のSIMを入れておけば便利です。
※例外
iPhone 12 mini など、SIMカードを2枚入れることができない機種もありますので、注意してください。
(筐体が小さいから設計できなかったんですかね?)
eSIMが使えない(デメリット)
日本版は物理SIMが2枚入らない代わりに、eSIMに対応しています。(物理SIM 1枚 + eSIM)
eSIMとは、デジタルのSIMカードなので、契約してすぐに使用開始できるメリットがあります。最近は日本の通信会社も、eSIMに対応する会社が増えてきました。
中国版は、まさかのeSIMに対応していません。私は当然、eSIMは標準搭載だと思っていました。
ですので先日、楽天モバイルをeSIMで契約したけれど、開通できないという問題が発生してしまいました。
eSIMに対して、中国国内の通信会社から反発があったのかも?しれません。
※補足
香港版はeSIMも使用できます。
FaceTime オーディオが使えない(デメリット)
FaceTimeオーディオとは、通話だけで映像がないFaceTimeです。無料の通話アプリのような機能で、電話代はかかりません。
これが中国版ではロックされていて、使用することができません。
私は最初、なぜこの機能が使えないのか原因がわからず、めちゃくちゃネットで調べまくりました…。
本件に関しては以前記事も書いているので、詳細はこちらをご覧ください。 (この記事は意外と多くのアクセスを頂いています!気になる方が多いんですね)
※補足
香港版は使用できます。
価格が若干高い(デメリット)
少々の割高感があります。
iPhone 12 64GB / レート 1元=16円とした場合
中国価格:6,299元≒約100,784円
日本価格:94,380円
※補足
香港版は中国版より安いです。
iPhone 12 64GB / レート 1香港ドル=14円とした場合
香港価格:6,799香港ドル ≒ 約95,186円
最後に
以上、私が実際に気づいた違いでした。 上記のデメリットは私にとってかなり不便なポイントでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!